家庭教師の授業方法や指導、サポートなどがちゃんとしていれば、わざわざ家庭教師の業者に頼むことはないのです。
しかし、サポートというのは非常に分かり難いもので、家庭教師の派遣会社などはインターネットやオフラインでの宣伝で必ず「サポート体制は万全」だとアピールしているのですが、サポート体制がちゃんと整っている会社はそんなに多くないのです。
一般のビジネスの場合、大手の業者であればそれ相応のサポートを期待することができるのですが、家庭教師の場合だとそういったことは臨めません。
体験授業型の場合、体験授業を行うということは、担当者が来ない(いない)ということになり、教師を紹介するだけの会社だと判断することができます。
最近、問題になっているのが、この体験授業型の家庭教師業者で、インターネットや電話などで、顧客とコンタクトをとり、後日体験授業の先生が自宅にやってきて、気に入れば契約するというシステムで、非常に多くの非難を浴びており、学生が体験授業を行うということは、その家庭教師の業者には家庭教師の担当者がいない、又はサポートがないということを表しています。
家庭教師の業者からしてみれば、事務所にいて電話やインターネットの対応だけですべて、完了することができるので、簡単に儲かる方式だと思います。
最近こういったタイプの会社が増加しているので注意する必要があり、冷静によ~く考えてみると、こういった会社の場合、矛盾する部分がいくつかあることに気がつきます。
まず、広告などの宣伝で「サポート万全」とアピールしているのに、体験授業型の業者からのサポートが全然期待できません。
まともな家庭教師の派遣会社なら担当者が実際に生徒に会って、指導方法や使用している教科書、問題集、模試の結果、成績などを見て、問題点や課題などを分析し、そこから指導方針や指導方法を決めると思います。
しかし、体験型の場合、生徒に会わないで直接電話やインターネットを通して、簡単に事情を聞いただけなので、サポートすることができないのです。
そういった業者は単なる家庭教師の紹介屋なので、実際に授業するときは個人契約の先生に全部任せて、サポートゼロと考えて良いでしょう。
それなのに普通の家庭教師の個人契約よりも高い値段設定になっているのでそういった業者は止しましょう。
次に教師の選ぶ基準なのですが、生徒と会わない教師は生徒の性格など一切考えない、という教師なので業者が勝手にリストにある教師を適当に選んでいます
場所と学歴、あと指導科目の3つだけが参考になり、こういった会社にとって、先生は誰でも良くて、生徒を知らないので教師の面接は形だけでしか過ぎないのです。
2021/4/14 更新
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